unicol

 











兄の話。










あの子は 可哀想な子

あの子が どんな 頑張ったって

何もしない僕に一度だって勝てやしないんだ





















東に月が沈んだ夜
右手にアンタレスが燃えていた



様子を見に行こうと僕は西を指したけれど
弟がそれを酷く怖がるので


焼きついた星の匂いを左手に握らせて
弟は東へ

僕は西へ





朝が来ると 僕はもう死んでいました















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